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貿易関係用語集

さ行

船舶が荷役を行う港湾施設 = Berth

船舶が着岸し荷役を行う場所のことをいう。岸壁や桟橋がそれに当たる。岸壁と桟橋の違いは、岸壁は海底まで埋め立てられているものをいい、桟橋は支柱のみのものをいう。

センターランプ = Center Ramp

本船が持つ荷役設備で、船体中央付近舷側にあるRampwayのこと。

自国関与品

特恵受益国等において、日本から輸出された原材料の全部または一部を使用して生産された物品のこと。これらの物品については、その特恵受益国において生産されたものとして取扱われる。

重加算税

納税義務者が納付しなければならない関税の課税標準などや税額の基礎となる事実について隠ぺい、または仮装といった不正な手段を行った場合、過少申告加算税や無申告加算税に代わり課税される加算税を指します。

食品衛生法

食品、食品添加物、食器、容器、包装、乳児用おもちゃ等について、基準、表示、検査の原則について規定している法律。海外から食品等を輸入しようとする場合、輸入申告に先立ち、「食品等輸入届け出」が義務付けられている。厚生労働省所管、食品表示関係は消費者庁。

シャーシ = Chassis

車輪懸架、制動など走行に必要な装置を持ち、道路運送の場合は、専用のトレーラによって輸送される。

食品等輸入届出書

食品衛生法に基き、食品、添加物、器具、容器包装、乳幼児向おもちゃを輸入する場合、検疫所に輸入届出を提出する。厚生労働大臣は必要に応じ検査を行い、問題が無ければ食品等輸入届出済証を発行する。

植物検疫(植物防疫)

農業生産の安全の為に植物防疫法では、植物とその容器包装に対し植物検疫を義務付けている。輸入の際には輸出国発行の検査証を検疫所に提出し、検査、確認、認可を受けなければならない。また輸出時には、輸入国が輸出国による検査証明を求めている場合、検査を受け合格しなければならない。

植物防疫法

輸出入植物及び国内植物を検疫し、植物に有害な動植物の駆除及び蔓延を防止し、農業生産の安全及び助長を図ることを目的とする法律。国際植物検疫、国内植物検疫、緊急防除、指定有害動植物の防除、都道府県の防疫等について規定している。

税関検査

税関は申告書類をチェックし、申告書記載の貨物と実際の貨物が同一であるか、税番が正しいか等を確認する為に、必要な場合には検査を行う。税関検査には、現場検査、検査場(改品場)検査、見本検査、全量検査等の方法がある。

船籍証明

積載本船の船齢・船籍国等に関する証明書のことで、船会社によって発行される。

新協会貨物約款(A) = I.C.C.(A)(Institute Cargo Clauses(A))

1982年に設定され、2009年に改定された基本的な保険条件の一つ。原則貨物の滅失・損傷のすべての危険を担保する保険条件であるが、被保険者による故意の違法行為、貨物の通常の状態における減少、自然の消耗、梱包不十分、戦争、ストライキなどによって発生する損害は除かれている。本約款は一般的にICC(A)と呼ばれ、1963年版協会貨物約款 のオールリスク条件(A/R)にほぼ相当する。

新協会貨物約款(B) = I.C.C.(B)(Institute Cargo Clauses(B))

1982年に設定され、2009年に改定された基本的な保険条件の一つ。協会貨物約款(C)でカバーされる担保危険のほか、地震・火山の爆発・落雷、波ざらい、積み込み・荷卸中の貨物の梱包1個ごとの全損などが含まれている。本約款は一般的にICC(B)と呼ばれ、1963年版協会貨物約款の分損担保条件(WA)にほぼ相当する。

新協会貨物約款(C) = I.C.C.(C)(Institute Cargo Clauses(C))

1982年に設定され、2009年に改定された基本的な保険条件の一つ。本約款でカバーされる損害には、火災、爆発、船舶やはしけの座礁・乗り揚げ・沈没・転覆、避難港における貨物の荷卸し、投荷、共同海損犠牲損害などが含まれているが、沈没・座礁・大火災・衝突以外の事故による分損は担保しない。本約款は一般的にICC(C)と呼ばれ、1963年版協会貨物約款の分損不担保条件(FPA)にほぼ相当する。

信用状 = L/C (Letter of Credit)

輸入者の依頼で、銀行が発行する荷為替信用状のこと。船積書類の提示、輸出入手形に対して発行銀行が商品代金の支払いを保証するもの。

植物検疫証明書 = Phytosanitary Certificate

輸出国植物検疫機関が発行する検査証明書で、輸出者が輸出に際して取得し、輸入者あてに送付する。検査の結果、植物およびその容器包装に検疫有害動植物が付着していない旨を記載したもので、輸入者はこの証明書を添付して植物検疫所に植物検疫検査を申請する。

事後調査 = Post-entry Examination

輸出通関、輸入通関の手続きが終了した後、関税、輸入消費税の納税申告などの通関手続きが適切に行われたことを確認するため、税関が行う立ち入り調査。輸出者、輸入者に対する質問、帳簿書類の調査などのことで、一定期間ごとに行われる。特定輸出申告制度、特例輸出申告制度の利用者の場合、輸出入の税関手続きが簡略化、もしくは省略されることが多いので、通関手続きが適正であるかどうかを確認する。

左舷 = Port Side

船体の固有名詞の場合は船尾から船首に向かって左側のことをいうが、単に左側という意味で使用する場合もある。操舵号令でも使用する。(Starboard Side = 右舷)

再輸出 = Re-Export

一旦外国から輸入したものを再び外国へ輸出すること。

ショアリング = Shoring

木材や角材等を使って、貨物がコンテナの中で動かない様に固定(又は固縛)すること。

ショートドレージ = Short Drayage

保管倉庫~CY間の港頭地区内の距離の短いドレージのこと。

スキッド梱包仕様 = Skid

裸でコンテナに詰められない貨物に対して、用いられる梱包方法の一つで、貨物の下に角材等でゲタをはかせる様式。貨物を保護するものがない為、コンテナ内の積み付けには十分な配慮が必要。書類上ではS/Dと省略することもある。

スロープ = Slope

自動車専用船(PCC)の場合、船内の各デッキをつなぐ坂道のことをいう。

スタンランプ = Stern Ramp

本船が持つ荷役設備で、船尾(Stern)もしくは船尾側にあるRampwayのこと。

サレンダーB/L = Surrendered B/L

元地(輸出地)で回収(Surrendered)されたB/Lをいう。輸出地にて船会社から発行されたオリジナルB/L全通を荷送人がそのまま輸出地の船会社に返却する行為を元地回収(B/L Surrendered)と呼び、この方法を取れば輸入地の荷受人は、船会社にオリジナルB/Lを提示しなくても貨物を引き取ることができ、B/L未着による貨物受取り遅延を防ぐことが出来る。

スルーB/L = Through B/L

複数の運送会社が分担して輸送する場合、最初の運送会社が発行する船荷証券で、最終目的地までの全区間の輸送をカバーする船荷証券。

世界税関機構 = WCO (World Customs Organization)

1952年関税と税関手続きに関し調和と簡素化を図る為に「関税協力理事会」として発足し、1964年に日本も加盟。1994年から現在の名称に変更。 活動内容は、関税等に関する条約の作成や国際貿易の円滑化と安全を確保する為の国際基準等の策定等多岐にわたる。 本部:ブリュッセル

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