欧州、豪州同盟が1973年の第一次オイルショックの際に導入した料金で、船舶用燃料(重油)費の価格変動を運賃に反映させる割増(引)料金のこと。現在は欧州航路、紅海航路、ニュージーランド航路、アフリカ航路、北米航路で導入されている。
粉末等を輸送する時に用いられる、梱包方法の一つ。
船舶傭船(海運会社が船主から船舶を賃貸借すること)形態の一つで、傭船者が船主から船舶の船体およびその属具のみを対象に一定期間賃借する契約。傭船者は自ら船員の配乗、船舶の運航管理を行い、その費用を負担する。傭船形態には、このほかに定期傭船、航海傭船等がある。
船舶が着岸し荷役を行う場所のことをいう。岸壁や桟橋がそれに当たる。岸壁と桟橋の違いは、岸壁は海底まで埋め立てられているものをいい、桟橋は支柱のみのものをいう。
船内荷役費を船主(船会社)と荷主のどちらが負担するかという運賃取り決め方法の1つで積揚港に於ける船内荷役費を船主(船会社)が負担する取引条件のこと。すなわち、海上運賃には積揚港の船内荷役費も含まれている、という取引条件のこと。
輸出代金決済のために輸出者が振り出す為替手形。
B/L(Bill of Lading)= 船荷証券とは、海上物品運送を請け負った運送人(船社)が荷送人(Shipper)に対して発行する書類である。B/Lには、①貨物の受取りまたは船積の証拠、②運送契約の証拠、③運送品引渡請求権を表す書類という3つの重要な法的機能がある。
船会社、航空会社に貨物の運送依頼の予約をすること。通常、ある特定の航路に就航する船舶又は航空機について、ある仕向地までのスペースを確保する意味で用いられる。
コンテナ船の場合は、コンテナに収納することができない長尺貨物、重量貨物のこと。コンテナ船のデッキ上または船倉内にそのままの状態で積載される。また、コンテナ詰めされないで、在来船に船積みされる貨物のことを指す場合もある。
輸入申告後、許可前に貨物を引き取る制度。税額決定等に日時がかかる場合等に、関税額に相当する担保を提供して貨物の引取の承認を受ける輸入申告手続。
フォワーダーがバイヤーに代わり、複数の調達先から商品を集め、船積地で目的地別にコンテナに混載し、バイヤーへ輸送すること。少量・多品種の小口貨物を混載することで、コスト低減、リードタイム短縮、在庫削減、バイヤー側の入庫業務軽減などが可能となる。