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WAYBILLとB/Lはどう違うのですか?
WAYBILLの利点と注意点は?

WAYBILLとB/Lの違い

通常のB/Lは、「船荷証券」と云われます。それに対して、WAYBILL(SEA-WAYBILL)は「(海上)貨物運送状」と訳されています。通常のB/Lは、荷渡地で貨物を受け取る為に船会社に提示しなければならない 「貨物引換証」であり、また、その書類自体のやりとりが貨物の売買(所有権の移転)になるという「有価証券」としての性格も持っています。
一方、WAYBILLは単に運送状なので、これを提示することなく運送業者(船会社)から貨物の引き渡しが受けられます。また、貨物の所有権を表す有価証券ではありません。

海上輸送でコンテナ化が進展し、輸送日数も短縮されていく中で、1970年代に入り貿易関係手続きの簡素化、標準化の一環としてこのWAYBILLの導入が検討され、1974年スウェーデン貿易手続簡素化委員会がAIR-WAYBILLと同様な考えに立ち、"NON-NEGOTIABLE LINER WAYBILL"の採用を国連(ECE:欧州経済委員会)に勧告したのが始まりです。我が国では1978年9月、日本船主協会が統一 WAYBILLフォームを制定し、日本/欧州同盟は1978年、正式にWAYBILLの導入を決定しました。

B/L(船荷証券)が発行されている場合は、それを輸送中に紛失したり、輸入者への到着遅延等の事情で、荷渡地に貨物が到着していても貨物を引き取れない、等のトラブルが発生する事があります。B/Lが入手できていない状態で船会社から貨物を受け取ろうとすれば、銀行に担保を差し入れて、銀行保証状(L/G)を入手する等の費用と手間がかかります。
この点 WAYBILLは単なる貨物の引換証なので、貨物が到着次第、荷受人(Consignee)がWAYBILLを提示することなく貨物を引き取ることができます。
※実際には、船会社から貨物到着通知(ARRIVAL-NOTICE)が荷受人(Consignee)宛てに送られ、荷受人(Consignee)はそれにサイン(カウンターサイン)をして提示すれば貨物を受け取れます。 (勿論、運賃、その他の付帯費用があれば、貨物を受け取る前に清算しなければなりません。)

WAYBILLの利点と注意点

利点

上記の様に、WAYBILLを使えば、貨物の受け渡しがよりスムーズになります。輸出者はWAYBILLの発行を待たずに船積書類(インボイス等)を輸入者に送付することで、荷渡地での貨物引取・輸入通関の迅速化が図られます。従って、特に最近、本・支店間取引等では良く使われる様になりました。

ただし、B/Lの場合は、船会社はその所持人に貨物を引き渡せば良いのですが、WAYBILLの場合はそういうことができません。WAYBILLは荷受人(Consignee)には送られません。WAYBILLが発行される場合、輸入者は予め輸入国側の船会社に荷受人として登録されていなければなりません。(サイン登録をすることが求められている様です。)

注意点

この様に便利な側面があるのですが、WAYBILLを使用する場合の注意点として以下のことがあります。

  1. L/C(信用状)契約の場合には利用できないことがあります。 L/C契約の場合は、有価証券としてのB/L(Negotiable B/L)が要求されていることが多く、その場合WAYBILLは使えません。
  2. B/L面上のConsignee(荷受人)を特定しなければなりません。つまり指図式("TO ORDER")では発行できません。荷受人欄は、記名式(特定荷受人名を記載する)で発行される事になります。
  3. 基本的にはオリジナルWAYBILLは一部のみ発行されます。
  4. WAYBILLの場合は裏書(B/L裏面の肉筆サイン)は不要です。

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