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B/Lを紛失してしまいました。

輸出の場合

荷主/受け荷主間の売買契約に基づく荷為替手形の取り組みにはB/Lが不可欠です。しかしながら、B/Lは有価証券である為に、紛失或いは盗難にあったB/Lを善意・無過失で取得した第三者が現れた場合、船会社はその者に対し貨物を引き渡す義務が生じますので、紛失したからといって、簡単に再発行してもらえるわけではありません。

B/Lの再発行は、合法的なものではなく(法的には以下に説明する除権判決によらねばなりません。)商習慣として行われているものですので、各船会社によって対応が多少異なりますが、一般的には以下の方法が取られています。

再発行の方法

  1. 荷主と銀行による連帯保証状(BANKのL/G)と交換にB/Lを再発行する。
  2. 当該貨物のCIF価格の150%相当額をCASH DEPOSITとして、船会社に支払うと同時に、荷主の保証状(SINGLE L/G)と交換にB/Lを再発行する。

輸入の場合

基本的には、ORIGINALのB/Lを船会社に差し出すと同時に諸チャージを支払い、それと引換に荷渡指図書(D/O)をもらわない限り、船が到着しても貨物の引き渡しを受けることはできません。

しかしながら、B/Lを紛失したり、本船が到着してもB/Lが荷受人(Consignee)のもとへ届かない場合等に、船会社が貨物を引き渡さずに止めておくことは、船会社、受荷主共に不要な出費が嵩み、双方にとって不都合が生じる為、商習慣として保証荷渡が行われています。
(基本的には、以下に説明する除権判決によるべきですが、判決を得るまでには相当の時間と労力を要する為、便宜的に行われています。)保証荷渡を受けることができる条件は、各船会社によって多少異なりますが、一般的には以下の方法が取られています。

再発行の方法

  1. 銀行と荷主の連帯保証状(BANK L/G)と交換にD/Oを発行する。
  2. 当該貨物ののCIF価格の150%に相当するCASH DEPOSITおよび荷受人の保証状(SINGLE L/G)と引換にD/Oを発行する。

B/Lの失権について

B/Lは有価証券ですので、盗難、紛失等により喪失した場合には、それを所持する善意・悪意の第三者が現れた場合に備え、当該のB/Lの無効を宣言する除権判決を受ける必要があります。

除権判決制度は、裁判所が一定期間の公示による催告期間を設けて、利害関係人の申し出を待ち、その期間内に申し出がなければ裁判所がその証券の無効を宣言することができるとする制度です。公示催告の申し立てから除権判決までには以下の手続きが必要で、通常約1年程度の期間が必要です。

B/Lの失権手続

  1. 証券の履行地(貨物の揚地港)を管轄する簡易裁判所に必要書類を添えて、公示催告の申し立てを行う。
  2. 裁判所は、6ヶ月の催告期間を指定して、当該証券につき権利を有するものはその旨を申し出るべきことを官報等により、公示し催告する。
  3. 公示期間中に権利の届け出が無ければ、公示期間は満了する。万一、届出人が現れたときには、手続きは中止され、権利者がどちらであるかが争われ、申立人の権利が認められれば届出人に対し、当該B/Lの引渡請求ができる。
  4. 公示催告期日に申立人又はその代理人が裁判所に出頭し、除権判決を求める申し立てを行う。
  5. この申立に基づき裁判所が除権判決を行うと、当該B/Lは無効となり、裁判所はその旨を官報に公告する。また、申立人に判決本文が交付され、これによりB/L上の権利を主張することができる。

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